商品データを壊さない為の、エクセルを使ったcsv編集
エクセルの仕様を理解しよう
表計算ソフトで大変有名なソフト『エクセル』ですが、安易に商品データcsvを開いて編集してしまうと思わぬ事故が起きてしまう場合があります。
エクセルには非常にありがたい機能が色々と備わっていますが、csvを編集する上ではありがた迷惑となってしまう機能となってしまうものもいくつかあります。
エクセルの仕様
エクセルでcsvを編集する上で気を付けなければいけない機能としては以下のようなものがあります。
- 数字のみのセルは数値として扱われる
- 日付として利用できるフォーマットの場合は日付変換されてしまう場合がある。
セルの書式に注意!
上記で紹介したように、セルの書式は基本的に普通に使用すると『標準』になります。
例えばそのまま数字『87452』を入れた場合、数字が右に寄せで表示されると思います。
エクセルは2016を使用しています。
問題ありませんね。
では『09875』場合はどうでしょうか。
先頭の0がどっか行ってしまったと思います。
数値の場合、先頭が0というのは書式上おかしいのでこの場合は0が削除されてしまいます。
これを回避するには、セルの書式を『文字列』にする事で回避出来ます。
日付っぽい文字も注意
例えば『2015-12』という商品番号があった場合、同じような理由で意図しない文字に置き換わってしまいます。
csv編集時の安全な読み込み方法
上記で説明した事態を回避するには、該当するセルの書式を『文字列』にする事で回避出来ます。
まずcsvを読み込む際は、そのままアイコンをダブルクリックで開くのではなく、『データタブのテキストファイル』から開きましょう。
ファイル形式を設定
大抵ECサイトで採用している形式は『カンマ区切り』か『タブ区切り』です。
なのでここはカンマとタブ区切りの形式を選択しましょう。
区切り文字を指定
区切り文字はサイトによって違います。
殆どのサイトは『カンマ区切り』ですが、Amazonだけは『タブ区切り』です。
こういうわが道を走るAmazon、大好きです。
もちろんプライム会員です。
各列の形式を変更
何もしないと、形式は『G/標準』となっていると思います。
これを、日付っぽい文字が入っている列や、先頭に0が入っていそうな列を全て『文字列』に変更する必要があります。
これで先頭に0があっても、なんとなく日付っぽい文字でも、ちゃんとそのままの状態で表示されます。
改行のあるセルに注意!
倉庫に一括突っ込み!
カテゴリー一括削除!
とかの場合は上記の例で全然問題ないのですが、Yahooショッピングの商品csvや、楽天市場の説明文を一括変更したい!という場合には注意が必要です。
というのも、上記のやり方でやると、日付や数値は問題なく表示されるのですが、改行が入った場合、本来入ってはいけない場所で改行が入ってしまうのです。
そういった場合はもう、正直エクセルでやるよりも『Cassava』というアプリがあるのでそちらでやる方が断然安全です。
まとめ
極論から言ってしまうと
エクセルでcsv編集は向かない。
そんな事言ったって、どうしてもエクセル好きなんです!Loveなんです!
そんなエクセルにお熱の方は容量と用法を守ってエクセルを使用してあげるのはありなんじゃあないかと思います!
ちなみにですが僕は、SublimeTextと自前のcsvエディターで頑張ってます。